加齢による老人性難聴、過度のストレスや疲労から引き起こされる突発性難聴、環境の変化やテクノロジーの進化による騒音性難聴など聴覚障害が増加の一途をたどっています。聴覚障害は視覚障害などと比べ軽視されがちですが、実際は同等もしくはさらに重要視しなければならないと考えます。 聴こえない(聴こえづらい)ということは孤立につながります。視覚障害であれば言葉を使ってのコミュニケーションが可能ですが、聴覚障害は手話や筆談に頼らざるを得ないのです。ソリッドソニックの試行と試作を重ねる中で、重度の聴覚障害をもつ方々に試してもらう機会がありました。その中で、生まれてはじめて音を聞き慌てふためく人や自分の声を認識した人が現れました。 われわれは、音を伝導するこのソリッドソニックを極めることで、聴こえないというハンディキャップを乗りこえられる人を一人でも多く増やしていきたいと考えます。ソリッドソニックは、難聴者の社会参加をバックアップします。 また、ウォークマンの誕生以降、携帯ミュージックプレーヤー利用者の難聴発症例が増えていることも周知の事実ですが、この装置を研究する中で難聴を予防することもわかってきました。聴こえなくならないように予防する鼓膜に負担をかけない音響機器を提供することで一人でも多く障害者にならなくてすむようにしていきたい。 ハンディキャップのある人たちのためのコミュニケーションやハンディキャップを負わないためのコミュニケーションが可能になりますようソリッドソニックの研究開発に鋭意邁進して参ります。
骨伝導というものを体験し、その不思議な感覚と可能性に取り付かれました。一念発起して骨伝導の研究開発に取り組み、MC型はもとより、超磁歪(GMM)、圧電セラミックス(PZT)等骨伝導に関しての知識とノウハウを修めて参りました。骨伝導システムの研究開発をしていく中で、画期的なPZT振動子に巡り会いました。この振動子を使い、従来の骨伝導のセオリーを逸脱した装着方法を試したところ、音量 、音質、音域等に目を見張る改善が見られました。このシステムを聴覚障害者に試す機会がありました。いままで音が聴こえなかった聾者が音を感じ、また、音は聴こえていたが、言葉として認識していなかった障害者の中で言葉が認識できる者が現れるという結果 が生じました。骨伝導は中軽度の難聴者のうち伝音性難聴には効力があるが、感音性難聴には効力がないというのが定説でしたが…。さらにシステムに改良を加え、難聴者へのテストを重ねる度に、確率が増してきました。また、健常者に対しても難聴予防の効果 があることもわかってきました。この“ソリッドソニック”システムは骨伝導という範疇にとどまらない画期的な音響伝達システム。これを事業化することで日本のみならず世界中の聴覚障害者に福音を与えることができる、さらに聴覚障害の予防に寄与し社会貢献を果 たすことができると確信し起業に踏み切りました。
商号 ソリッドソニック (英文名) SOLID SONIC.,LLC
業務内容 ソリッドソニック音響機器の研究、開発、設計、コンサルティング
ソリッドソニック音響システムの研究、開発、設計、コンサルティング
取扱い製品・サービス内容 難聴者が聴こえる、健常者の難聴を予防する、音響伝導機器
難聴者が聴こえる、健常者の難聴を予防する、音響伝導システム
経営理念 ソリッドソニック事業を通じて聴覚障害者に、よりよい「聴こえ」の世界を創出。
一人でも多く「聴こえる」歓びを享受できるよう、貢献することを経営理念とします。